大学生が見た農業の最前線

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国産米の消費拡大に取り組む企業

株式会社イワイ 「おむすび権米衛」
 「たくさん国産米を食べてほしい」という想いを軸に日本農業に貢献するおむすび専門店「おむすび権米衛」。東京都心を中心に展開し、さらには海外にも進出しています(2018年3月現在:国内43店舗・海外3店舗)。
 今回は、特別栽培米のおむすびを通して、国産米の消費拡大に取り組む同社の理念に迫りました。
(写真:商品本部長 木村優子さん(右)と海外事業本部 部長 栗田潤子さん(左))

環境を基点に地域を創る

―まず、「国産米おむすび」へのこだわりについて教えていただけますか?
 「日本のお米をたくさん食べてほしい」という想いのもと、安心安全なお米を精米したて・炊きたての状態で、道具を使わずに手むすびで提供しています。お客様が食べれば食べるほど健康になることを目指し、お米は環境保全型農業に取組む農家さんと直接契約しています。
 国産米にこだわる理由は創業者である岩井の理念に基づきます。岩井は実父から「国を守る仕事である食糧・エネルギー・平和と安全のいずれかに就くべきだ」との教えを受け燃料を選び商社に入りましたが、ある時、砂漠のサウジアラビアと日本の食料自給率が同じくらいであることを知り衝撃を受け、自国で食料を賄えなくなることに危機感を感じ「日本農業に立て直しのために出来ることは何か」を考えました。その時に「減反政策でわざわざお米を作らないのはおかしいのではないか」と考え、様々な業態を経た結果、現在の業態になりました。そのため必然的に国産米を使用しています。

―環境保全型農業に注目されたのはなぜですか?
 「安心安全な食を通して日本の田んぼを守りたい」という想いからです。
 ただ、お客様には「環境保全型農業を意識して購入していただこう」と思っているわけではなく、「ここのおむすび美味しいな」と感じていただき気になって調べたらその理由がここにあった!と思ってもらえればと考えています。

―具体的に農家さんはどのような農法で栽培されていますか?
 契約農家さんは現在15グループですが、合鴨農法や紙マルチ農法など様々です。ただ、例えば紙マルチではコスト的に全面に引くのが難しい場合があり、引いていない個所から雑草が生えてきます。その雑草を除草しに当社の社員が田んぼへ伺い作業をすることもあります。

―実際に農作業もされるのですね!
 除草作業をするのは一部の社員ですが、年2回、田植えと稲刈りは社員もアルバイトも全員が田んぼへ行って作業をしますよ。一泊二日で行くのですが、夜は懇親会を通して色々なお話をします。農家さんは自分の作ったお米がどう売られているか知りたいですし、私たちは農家さんの苦労を肌で感じることができます。また、最初に申し上げた通り、当社のおむすびは全部手むすび(道具が不要)なので、農家さんの目の前でお店で作るおむすびを再現する事もありますよ。
 そうした交流は大切にしますが、農家さんはお米を作るプロであり、私たちはおむすびを提供するプロなので、もしお客様や私たちが食味の変化など気づいたことがあればしっかり指摘します。契約農家さんには当社の経営理念をご理解いただいた上で環境保全型農業で美味しいお米の生産をお約束いただいているので、その関係性は大切にしています。

―全てがしっかり一つの軸に基づいていますね!今後の展望を教えてください。
 いまは年間1,000トンのお米を買い付けていますが、よりお米の消費を増やすために、将来的には倍の100店舗、年間2,000トンにしたいと考えています。そのためにも農家さんの開拓や社員教育はしっかり進めていきたいと考えています。

―最後に学生に一言お願いします。
 大きな話ですが、私たちが今ここに存在するのはこれまでに脈々と続いてきた物事のおかげです。それを継いでいくことが今を生きる私たちの使命だと思います。当社ではそれを食の面から取組むべく仲間と共に頑張っています。それは長い歴史で見ると一瞬の出来事とも言えますが、同じように学生は時間があるようで短いので、社会をよく知って自分を成長させることに挑戦してください!


INFO

● 環境保全型農業に取組む契約農家さんの詳しい情報を掲載!
● 「マイナビ」「リクナビ」にて採用情報を掲載中!
● 毎月2回、岩井社長の講演会を実施中!

↓↓↓

★ 全ての情報は、公式WEBサイトへ!
[URL] http://www.omusubi-gonbei.com/
[検索] おむすび権米衛


※記載情報は取材当時のものです。
※無断転用・転載・改変を禁止します。引用の際は、当社までご連絡ください。


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