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農業学生紹介:農泊せんせい

▲みんなで記念撮影

▲熱心に勉強するこどもたち

▲いもほりの作業中
持続可能な都市農村交流を目指して活動する「せんせい」たち

農泊せんせい


 2009年4月。
 福島県の桃農家である阿部農園で行なわれた味噌作り体験で「農泊せんせい」のアイデアは生まれた。

 「農泊せんせい」の代表を努める谷角峻さん(東京大学)はとある農業体験で、有限会社販売企画研究所、代表取締役の東山雅広さんと出会った。福島県郡山市を拠点に地域作り活動などを手掛ける東山さんの都市農村交流に対する考え方に谷角さんは非常に興味を持った。その後、東京で再会したのは2008年12月のことだった。農業分野で何か行動を起こしたいと言う谷角さんの熱意に応える形で、東山さんに学ぶ会「ヒガ3塾」がスタートした。

 「ヒガ3塾」のメンバーが福島県の阿部農園を訪れた際、谷角さんと東山さんは、参加者の女子大生と阿部農園の中学1年生の女の子が触れ合っている光景に着目していた。普段はなかなか触れ合うことのない東京の大学生との交流、そして大学では味わえない農村の人々との触れ合い。楽しそうな2人を見ていて谷角さんと東山さんはこの仕組みを継続できないかと考えた。しかし、学生にとっての一番の悩みは交通費である。地理的に東京と福島は比較的近いと言えども、継続的に通うには学生には負担が重い。そこで考えられたのが、大学生が地元の子供たちに家庭教師をするという発想だった。家庭教師をすることによって得た資金を受け入れ農家への食材費と現地までの交通費に充てることによって個々の自己負担をできる限り減らそうとしたのだ。

 「農泊せんせい」のプログラムは現在までに7月と10月の2度行なわれている。
 早朝から農作業をして、午後からは子供たちに個別学習指導をした。農作業は、楽しいところだけでなく、日々の単調な作業も自ら買って出た。このプログラムが大学生の自己満足に終わらないだろうかと参加者たちには不安があったが、勉強に集中してくれる心配だった子供たちは、4時間の勉強を終えてなお時間の延長を望む声も上がった。事後アンケートには「以前より勉強が楽しくなった」、「子供のやる気が上がった」など嬉しい感想が記されていた。
 大宮希美さん(東京大学)は「生徒の満足度は1つのバロメータ。こちらだけではなく、農村の人々の側も満足してくれることが重要。実施してみて、子供たちにとってメリットがあるということが分かって良かった。」と話す。ただ勉強を教えるだけでなく、自己紹介をしたり、簡単なゲームをしたり、交流という側面も大切にしている。勉強とは別に、進路相談も子供たち、保護者の両方に対して実施している。農村部には、ちょうど大学生世代の若者が少なくなりがちである。そうした年齢的にも近い、「お兄さん・お姉さん」には普段なかなか相談できないようなことも相談しやすいそうだ。参加した大学生からは、「農作業を毎日するのは大変」、「採れたてのものはすごく美味しい」などの感想が上がった。過去の2回では自己負担をゼロにすることはできなかったが、学ばせてもらうのだから少しくらいは自己負担があった方が良いのではという声が内部から上がるなど、参加者の活動に対する意欲は非常に高い。

 子供たちにとってのメリットが分かった半面、受け入れ農家にとってのメリットをよく理解できていないと大宮さんは話す。大学生が来ることによって元気が出るという温かい言葉をいただいたものの、受け入れ農家に自分たちが与えられるものは何だろうかと考える彼らの向上心は尽きることがない。今後も箸やシーツを持参するなど、受け入れ農家の負担を少しでも減らす努力も併行して行なう予定だ。

 現在東山さんを顧問に6人の学生スタッフで運営されている「農泊せんせい」は今後、この取り組みを大学生のキャンパスライフの定番にしたいと考えている。週末が空いているから農村に行ってみようといった気軽な形で参加できるようにしたい考えだ。そのために必要なことは、まずは登録する大学生の母数・受け入れ農家を増やすこと、そして、現体制をきちんと後輩たちに引き継ぎ、大学や自治体と連携した上できちんとした基盤を作ることだと谷角さんは話す。全ては、活動を持続的なものにするための努力だ。都会の人々は気軽に農村に足を運び癒しと学びを得て、農村の人々は都会の人々との交流の中から刺激を得る。そのような双方向性を持った都市農村交流の関係性を築くため、「農泊せんせい」の挑戦は続く。



せんせい・スタッフ募集

農家を訪問する「せんせい」や企画を一緒に作っていくスタッフを募集しています!
まだまだ動き始めたばかりの企画なので改善点だらけですが、だからこそ自分のアイデアをどんどん形にしていくダイナミズムを味わうことができます。

〜こんな方におすすめ〜

・未完成のフェーズにある小組織で自分 の力を試したい方!
・前例のないことに挑戦したい方!
・自分を磨きたい方!
・企画を創る側に回ってみたい方!


 ぜひ一緒に「農泊せんせい」をキャンパスライフの定番メニューに加えましょう!
まずは、説明会や企画会議、テスト版に参加してみて雰囲気を掴んでみてください。
質問などあれば下記までお気軽に!

<農泊せんせい代表> 谷角 峻(たにかど しゅん)
PC:sunnyside-story@hotmail.co.jp/携帯:080-5333-1336

<リクルーティング担当> 近藤 清太郎
PC:oarsstar@cilas.net/携帯:090-5425-9499
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